外部放射線治療装置の出力線量管理調査について
1. 外部放射線治療装置の出力線量管理調査
調査内容
標準計測法12に従った水吸収線量の実測結果を治療計画装置の計算値と比較し、外部放射線治療装置の出力線量管理が適切に実施されていることを確認します。
2. 許容値設定
実測で得られる水吸収線量の不確かさの合計を1%程度にするため、各評価項目の不確かさを0.5%程度に設定しています。温度気圧補正係数:kTP、線質変換係数:kQ、イオン再結合補正係数:ks、極性効果補正係数:kpolと測定の不確かさの合成は1.2となります。各評価項目の許容値は以下の通りです。
| 評価項目 | 許容値(〜2025.11) | 許容値(2025.12〜) |
|---|---|---|
| 測定日 | 校正日から1年以内 | 校正日から1年以内 |
| 印加電圧 | 校正証書との整合 | 校正証書との整合 |
| 水吸収線量校正定数(Gy/nC):ND,w | 校正証書との整合 | 校正証書との整合 |
| 水温(℃) | 室温との差±2℃以内 | 室温との差±2℃以内 |
| 気圧(kPa) | 気象庁発表値から標高補正した値との差 ±0.5kPa以内 |
気象庁発表値から標高補正した値との差 ±0.5kPa以内 |
| 線量計の表示値の平均 | 3回以上の繰り返し測定を行い、 変動係数が0.1%以内 |
3回以上の繰り返し測定を行い、 変動係数が0.1%以内 |
| 極性効果補正係数:kpol | 1.000±0.5%以内 | 1.000±0.5%以内 |
| イオン再結合補正係数:ks | 3.490×10-6×最大線量率(MU/min) +1.001±0.5%以内 |
a×10-6×最大線量率(MU/min) +1±0.5%以内 ファーマ型:a=4.97 ミニ型:a=5.89 |
| 組織ファントム線量比:TPR20,10 | 治療装置に依らず、エネルギー毎の 多施設平均との差±1.0%以内 (結果判定に影響しない) |
治療装置・エネルギー毎の 多施設平均との差±1.5%以内 (判定結果に影響する) |
| 線質変換係数:kQ | 治療装置に依らず、エネルギー毎の 多施設平均との差±0.5%以内 |
kQが多施設平均との差±0.5%以内と なるようにTPR20,10に許容値を 持たせたため、kQの判定は廃止とした |
| 治療計画装置設定値(cGy/MU@校正深) (参考値:結果判定に影響しない) |
治療装置・治療計画装置に依らず エネルギー毎の多施設平均との差 ±1.0%以内 |
- |
| 校正深での水吸収線量(Gy)と 治療計画装置設定値(cGy/MU@校正深)の差 |
±2%以内 | - |
| 校正深での水吸収線量測定値と計算値との差 | - | ±2%以内 |
問い合わせ
広島がん高精度放射線治療センター
〒732-0057 広島市東区二葉の里3丁目2番2号
TEL : 082-263-1314
Email : tech-support@hiprac.jp