TG-1:外部放射線治療装置の出力線量管理調査のFAQ
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医用原子力技術研究振興財団(以下、財団)が実施している蛍光ガラス線量計を使った第三者評価を実施していれば、TG-1に参加する必要はないのでしょうか。逆にTG-1に参加していれば、財団による第三者評価を受けなくてよいのでしょうか。 | 財団が実施している第三者評価が放射線治療計画装置(RTPS)で計算したMU値に対するリニアックの出力の整合性を実測ベースで評価しているのに対して、TG-1はExcelベースでリニアック出力とRTPS設定値の整合性を確認するとともに、標準計測に用いる様々な補正係数の評価や、温度計・気圧計の評価などを行っています。本WGとしてはどちらか一方ではなく両方の実施を推奨しています。 |
直近で電離箱線量計の各種補正係数(ks, kpolなど)を測定しているのですが、TG-1のために再測定をする必要がありますか。 | 電離箱線量計の各種補正係数は、電離箱線量計の最終校正日以降に測定することを推奨しています。 |
郵送された報告書について、判定結果に△や×があります。どのように対応すればよいでしょうか。 | 本調査では標準計測法12の各係数の不確かさが0.5%以下となるように評価項目の許容値を設定しています。測定値が許容値を超える場合や電離箱線量計の校正日から1年以上経過している場合を×の判定としています。その場合は再測定や機器の校正を推奨しています。 一方で、測定値が許容値を超えていても、係数への影響が小さい場合には△の判定としています。 (例) ・kQが許容値を超えている(×判定) ・kQは許容値内であるがTPR20,10は許容値を超えている(△判定) △判定の場合は、合格・不適合の判定に影響はありません。 |